一杯のハンドドリップができるまで。カウンターの内側
これは feeee.link の紹介用サンプル記事です。実在の店舗・人物の記事ではありません。
「本日のコーヒー」の一杯は、注文をいただいてから淹れ始めます。カウンターの内側で何をしているのか、順を追ってご案内します。
本日の豆は、日替わりで2〜3種
「本日のコーヒー(ハンドドリップ・¥580)」は、浅〜中煎りのシングルオリジンを日替わりで2〜3種ご用意しています。その日の並びはカウンターでご案内しますが、迷ったら好みだけ教えてください。「酸っぱいのは苦手」「すっきりしたのがいい」、それだけで十分です。酸味が苦手な方には、飲みやすい中米の豆や深めの焙煎をおすすめしています。一杯ずつ淹れるので数分お待たせしますが、豆を挽く音と香りも含めて、待ち時間ごと楽しんでもらえたら嬉しいです。
お湯を注ぐ数分間に、していること
ハンドドリップの数分間、私は豆の膨らみ方を見ています。焙煎から日が浅い豆はよく膨らみ、ガスの抜け方で注ぐリズムを変えます。同じ豆でも焙煎日からの日数で表情が変わるので、レシピは固定しすぎず、その日の豆に合わせて微調整します。週に二度自分で焙煎しているからこそ、この豆がいまどういう状態かが手に取るようにわかる——自家焙煎の店をやっていていちばん得だと感じるのは、実はこの瞬間です。うまく淹れられた一杯は、お出しするときの角度まで丁寧になります。
ラテは地元の牛乳、フォームはきめ細かく
カフェラテ(ホット/アイス・¥620)は、エスプレッソと地元の牛乳で作ります。フォームはきめ細かく、口当たりがふわりと軽くなるところまで。牛乳が合わない方にはオーツミルクへの変更を+¥60で承っています。テイクアウトのカップは蓋の絵柄が日替わりで、これは完全に私の遊びなのですが、「今日の絵はなんですか」と聞いてくださる常連さんがいて、やめ時を失っています。歩きながらの一杯にも、店の椅子での一杯にも、同じ気持ちで作っています。
デカフェを、妥協の一杯にしないこと
デカフェ(ハンドドリップ/ラテ・¥600〜)は、薬品を使わない水製法の豆を使っています。妊娠中・授乳中の方や、夕方以降はカフェインを控えたい方に選ばれることが多い一杯です。デカフェは「仕方なく選ぶもの」になりがちですが、うちでは淹れ方も他の豆と同じだけ手をかけて、妥協の一杯にしないと決めています。以前「デカフェでこの味なら十分」と言ってもらえたことがあって、それはたぶん、私がこの店でもらった言葉の中でも上位に入るものでした。


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