産後の骨盤はどうなっている?時期の目安と過ごし方の基礎知識
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「産後の骨盤って、結局どうなっているの?」と聞かれることがよくあります。整骨院・整体サロンで9年、女性のからだに向き合ってきた立場から、基礎知識を私の言葉でまとめました。
産後のからだに起きていること
妊娠中から産後にかけて、からだでは靭帯や関節がゆるみやすくなる変化が起きると言われています。出産という大仕事を経た骨盤まわりは、支える筋肉も伸ばされたり弱ったりしていて、いわば「土台がやわらかくなった状態」。この時期に腰の重だるさや恥骨まわりの違和感を覚える方は少なくありません。大切なのは、これは多くの産後の方が通る自然な過程だということです。「私のからだだけおかしいのかも」と不安になっているママにこそ、まずこのことを知ってほしくて、初回のカウンセリングでも時間をとってお話ししています。
ケアはいつから始める?
当院の産後骨盤矯正メニューは、産後2ヶ月からをお受けしています。産後すぐのからだは回復を最優先したい時期なので、焦る必要はありません。1ヶ月健診で経過に問題がないことを確認してから、ご自身の体調と相談して考え始めるくらいでちょうどいいと思います。一方で、産後のからだが変化しやすい時期には限りがあるとも言われるため、「気になっているのに一年延ばしてしまった」となる前に、一度状態を見ておくのはおすすめです。帝王切開の方、経過に不安のある方は、かかりつけの産婦人科に相談したうえでお越しください。
日常で気をつけたい3つの姿勢
施術と同じくらい大事なのが、日常の姿勢です。私がよくお伝えするのは3つ。ひとつ、横座りやあぐらで長時間過ごすときは、お尻の下にクッションを入れて骨盤を立てやすくする。ふたつ、赤ちゃんをいつも同じ側の腰に乗せて抱かない。片側にばかり重さがかかる癖は、骨盤まわりの左右差につながりやすいと感じています。みっつ、立ち上がるときはお腹を軽く引き入れてから。どれも地味ですが、一日に何十回も繰り返す動作です。完璧を目指さず、「気づいたときだけ直す」くらいの気楽さで続けてみてください。
こんなときは受診を先に
骨盤まわりの違和感の中には、整体ではなく医療機関で診てもらうべきものもあります。強い痛みで歩行がつらい、発熱をともなう、悪露の変化や出血がある、しびれが広がっていく。こうした場合は、産婦人科や整形外科の受診を先にしてください。当院でも、カウンセリングと検査の段階でそう感じたときは、施術をせずに受診をおすすめすることがあります。整体は医療の代わりではなく、日々のこわばりや負担と付き合うためのお手伝いです。その線引きを正直に守ることが、産後のママを迎える院の責任だと思っています。

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