東京の小さなアトリエで、夜と水辺の記憶を銅版に刻み、一枚ずつ手で刷っています。 年に一度の個展が、作品を世に出すたったひとつの窓口。今年の秋も、銀座の小さな一室に新作を並べます。 うまく言葉にできなくて大丈夫。まずは、在廊日に会いに来てください。






価格はすべて税込・額装別のおおよその目安です。会場では在庫のある作品をその場でお求めいただけます(売約済みには赤丸を付けています)。銅版画は同じ版から刷る「エディション(限定部数)」で、一点ものの原画より手に取りやすい価格から始められます。会期後はオンラインショップからもご購入いただけます。値段のことは聞きづらいと思うので、先にすべて書いておきます。飾る場所とご予算だけ、在廊日に教えてください。
去年の個展にふらっと立ち寄って、『眠る港』の前から動けなくなりました。眠れない夜が続いていた時期で、この静けさに救われた気がして。望月さんが在廊されていて、『これは私も眠れない夜に彫ったんです』と笑って話してくださって、その場でお迎えを決めました。今は寝室の壁にかけていて、電気を消すと版画の中の灯りだけが残るみたいで、毎晩少しほっとします。
30代・『眠る港』をお迎えくださった方アートを買うなんて初めてで、値段も相場もわからず、正直こわごわ会場に入りました。でも壁に価格も限定部数も全部きちんと書いてあって、聞かなくても安心でした。予算を伝えたら『それなら小品の灯(あかり)シリーズはどうですか』と一緒に選んでくださって。母の誕生日に窓辺の灯りの一枚を贈ったら、涙ぐんで喜んでくれました。次の個展も、絶対また行きます。
40代・小品『灯』を贈り物にお選びくださった方望月 遥(もちづき はるか)。銅版画(エッチング)作家。 多摩美術大学 版画専攻を卒業後、しばらくは制作から離れ、印刷会社で働いていました。人の言葉やデザインを、機械で正確に大量に刷る仕事。きれいに刷り上がるほど、自分の手で一枚ずつ刷っていた学生時代のインクの匂いが恋しくなって、退勤後の夜に、また銅版を腐食させるようになりました。 夜ばかり彫っていたからでしょうか。刻む景色はいつも、灯りの落ちた水辺でした。運河、港、雨の窓、月の映る運河。眠れない夜に見た小さな光を、消えないかたちにして残したい——それが、私の作品のぜんぶです。 2019年に初めてのグループ展に参加し、2021年に初個展。以来、年に一度の個展を、作品を世に出すたったひとつの窓口として続けてきました。会期はたった一週間の花火のようなもので、その一週間に人を集めることが、作家としていちばんの勝負どころです。 【おもな画歴】2019 初のグループ展(東京)/2021 初個展『よみがえる灯』(東京・京橋)/2023 個展『水鏡』/2024 版画コンクール 入選/2025 個展『夜のほとり』/2026 個展『夜を渡る』(本展)。 うまく説明できなくて大丈夫。まずは、在廊日に会いに来てください。夜のはなしを、ひとつずつ。
望月 遥(もちづき はるか) さんは、このページの見本として登場している架空の人物です。そのため、この予約は送信されません。
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