坂の上の街路樹が色づく、こもれび台。戸建てとマンションが混ざる、620世帯の小さな町です。 夏祭りも、一斉清掃も、防災訓練も、もちつきも——この町の一年は、住民のみなさんの手でまわっています。回覧板が一周する頃には行事が終わっている、役員が代わると連絡先が消える。そんな「届かない・残らない」を終わりにするために、会のことを一枚にまとめました。 はじめての方も、長く住む方も、ここが「町の今」を確かめる場所です。






加入は任意ですが、この町の街灯もゴミ集積所も、会費で維持されています。「何に使われているのか」を正直にお見せするのが、私たちのやり方です。会費は年1回、班長がお届けする封筒か、口座振替でお願いしています。引っ越してこられた方は、いつでも下の『加入・お問い合わせ』からどうぞ。
去年こもれび台に引っ越してきました。最初は回覧板がいつ回ってくるのかも分からず、ゴミ出しのルールも防災の避難所も手探りで不安でした。「こもれび台 自治会」で検索したらこのページが出てきて、会費の使いみちも、加入のしかたも、夏祭りの日程も、ぜんぶ載っていて。QRを読むだけで最新のお知らせが見られるので、共働きで在宅していなくても取り残されずに済んでいます。加入フォームから申し込んだら、翌週に班長さんが笑顔で回覧を届けてくれました。
30代・昨年転入した子育て世帯さま私は12年、この自治会の役員を持ち回りでやってきましたが、いちばん大変だったのが引き継ぎでした。前の広報担当の頭の中にしか行事の段取りがなく、毎年ゼロからやり直し。それがこのページのおかげで、日程も連絡先も写真も『町の資産』として残るようになりました。緊急のとき——去年の台風で行事を中止した夜も、ページを一箇所直すだけで全戸に同じ情報が届いた。電話連絡網を夜中に回していたあの頃を思うと、涙が出ます。
60代・広報担当(元班長)M.Tさまこもれび台自治会で会長を務めています、大川 信介(おおかわ しんすけ)と申します。この町で育った子どもたちを送り出したあと、定年を機に役員のお鉢が回ってきて、いまは輪番の会長です。ふだんは駅前で小さな文具店をやっています。 こもれび台は、もとは雑木林だった坂を切り拓いた住宅地です。私が越してきた40年前は戸建てばかりでしたが、いまはマンションも建ち、620世帯。若い子育て世帯も、私のような古い住民も、ひとつの町に混じって暮らしています。だからこそ、情報の届き方に世代の壁ができてしまう。高齢の会員はLINEを入れられず、若い世代は紙の回覧を読まない——この分断が、いちばんの悩みでした。 正直に申し上げると、この会も一度、立ち行かなくなりかけました。役員のなり手がいない。回覧は一周するのに二週間かかり、留守がちの家で止まる。前任者が作ったお知らせも連絡先も、引き継ぎのたびに散らばって消えていく。「もう自治会なんていらないのでは」という声も、実際に聞きました。 そのとき、若い役員の一人が「紙をやめるんじゃなくて、紙とデジタルの両方でいきましょう」と言ってくれました。回覧板は残す。でも、同じ内容をいつでも見られる一枚のページを持とう、と。掲示板と回覧にQRを貼り、スマホの人はそこから、そうでない人は今まで通り回覧で。どちらの世代も置いていかない。それが、私たちのたどり着いた答えでした。 このページには、会費が何に使われているかを、包み隠さず載せています。街灯の電気代、ゴミ集積所の管理、行事の材料費——「取られている」のではなく「みんなで町を維持している」のだと、数字で見えるようにしたかったのです。「町内会 いらない」と検索する気持ちも、よく分かります。だからこそ、何のためにあるのかを、正直に説明できる場所を持っておきたいと思いました。 そしてこのページは、来年会長が代わっても消えません。次の役員に引き継ぐのは、分厚い引き継ぎ書の束ではなく、このページのアカウントひとつ。日付と写真を差し替えれば、また新しい一年が始められる。役員が毎年変わっても続いていく——そういう「消えない町の記録」に、この一枚をしていきたいのです。 大きな町ではありません。でも、夏祭りの櫓の下で子どもと年寄りが同じ振りで踊り、もちつきの湯気の向こうで隣どうしが笑う、その景色だけは守りたい。引っ越してこられた方も、長く住む方も、まずはこのページで町の今をのぞいてみてください。そして、次のお祭りで、掃除の朝の公園で、お会いしましょう。