月に一度、日曜の午後。横浜の山手や港のあたりを、カメラを片手にただ二時間ほど、みんなで歩くだけの会です。撮るのはスマホでも、使い込んだフィルムカメラでも、なんでも大丈夫。 うまく撮る技術より、『あ、いいな』を見つけて立ち止まる時間を大事にしています。歩き終わったら、近くの喫茶店で一杯だけ。今日の一枚を見せ合って解散します。 『カメラは持ってるけど、ひとりだと外に持ち出さなくなった』——そんな人が、いちばん多い会です。ひとりで来て、写真友だちと帰る。そんな日曜を用意して待っています。






参加費は会場費・保険・喫茶店でのワンドリンク代にあてる実費です。利益は取っていません。年会費・入会金・月謝は一切なし。来たい月だけ、来たい人が申し込む会です。当日は【集合→今日のコースの説明→二時間ほど、思い思いに撮り歩き→喫茶店で一枚見せ合い→自由解散】の流れ。写真の腕前は問いません。スマホだけの参加も、いつも半分くらいです。
退職して時間ができて、昔ずっと欲しかった一眼カメラをやっと買いました。でも、いざ手元にあると、どこに持っていけばいいのか分からなくて、半年ほど棚に飾ったままで。ここを見つけて、勇気を出して申し込んだんです。行ってみたら、私と同じで『買ったのに使っていない』人ばかりで、みんなで坂道をのんびり歩いて。歩き終わりの喫茶店で、若い方に撮り方をひとつ教わって——あの一枚は今もスマホの待ち受けにしています。月に一度、外に出る理由ができました。
60代・退職後に参加された男性の方人見知りで、大人数の集まりがずっと苦手でした。でもこの会は、歩いている間はみんなバラバラで、無理に喋らなくていいのがすごく楽で。写真を撮っているあいだは黙っていて当たり前だし、見せ合いのときも『それ、いいですね』のひとことから会話が始まるんです。半年通って、同じくらいカメラ初心者の友だちが二人できました。写真がなかったら、たぶん一生話しかけられなかった人たちです。
30代・半年通ってくださっている女性の方遠藤 拓(えんどう たく)。横浜生まれ、山手の坂道で育ちました。平日は市内の印刷会社で働く、ふつうの会社員です。 写真を始めたのは、亡くなった祖父の古いフィルムカメラを譲り受けたのがきっかけでした。使い方も分からないまま、子どもの頃に遊んだ坂道や港を撮って歩くうちに、『見慣れた景色が、こんなに知らない顔をしていたのか』と驚いたんです。ファインダー越しだと、いつもの通学路さえ違って見えた。 でも、ひとりで撮り歩いていると、だんだん外に持ち出さなくなる。カメラが棚の飾りになる。私自身が、そうでした。『同じように、カメラを持て余している人と、ただ一緒に歩けたらいいのに』——そう思って2021年、SNSで四人の仲間を集めて、山手を一周したのが始まりです。 この会で決めていることが、三つあります。ひとつ、うまい下手を言わない・順位をつけない(写真は競争じゃないから)。ふたつ、機材の自慢や売り込みをしない(スマホの一枚も、名機の一枚も、同じ一枚)。みっつ、雨でも中止にしない(雨の日にしか撮れないものがあるから)。 カメラを持て余していた私が言うから、間違いありません。ひとりで持ち出せなくても、月に一度、誰かと歩く約束があれば、カメラはちゃんと棚から出てきます。みなさんぽが、あなたの『また撮りたい』のきっかけになれたら、これほど嬉しいことはありません。
みなさんぽ ー 横浜・山手の月いち写真さんぽの会 さんは、このページの見本として登場している架空の人物です。そのため、この予約は送信されません。
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